それはなに?
Akkomaはサーバーに対してFEと呼ばれるクライアントを任意に組み合わせることができます。
https://uchu-teien.com/ にアクセスしたときに使われるクライアントは、Akkomaの公式クライアントであるPleroma-FE (Akkoma版)です。
Glitch Lilyはサードパーティから提供されるPleroma向けのフロントエンドです。 より正確に言うと、MastodonのforkであるGlitchsocのフロントエンドのPleroma向けバージョンです。 Akkoma向けではないため、Akkomaに備わっている機能を利用することはできません。
PleromaにおいてもGlitch Lilyを採用する例は非常に稀であるため、AkkomaでGlitch Lilyを採用するのは宇宙庭園が唯一である可能性があります。
特徴

見た目はほとんどMastodonのAdvanced Web Interfaceと同じです。
PleromaのMasto-FEと同様にPleromaのマスコットキャラクターである「ぷれろまたん」が表示されます。 ちなみに、Masto-FEよりも大きいです。
AkkomaにもMastodonのAdvanced Web Interfaceと非常によく似たMasto-FEがありますが、クリックするとエラーになるといった点が多く、宇宙庭園では有効にしていません。 (Fedibirdとよく似たFedibird-FEというものもあります。)
Glitch LilyはMasto-FEと機能的にはほとんど変わりませんが、エラーになったりせずちゃんと機能し、設定もできるという点が異なります。
機能的には古いMastodonに準じています。このため、絵文字リアクションには全く対応しておらず、参照も利用できません。 これは、カスタム絵文字リアクションの話ではなく、(Pleromaで利用可能な)絵文字リアクションそのものに非対応です。 一方、最新のMastodon同様に、カスタム絵文字はパックごとにカテゴリ分けされた状態で利用可能です。
通知の対象になるのは、リプライ, メンション, フォローなどです。 参照に関しては、参照にメンションやリプライを含めた場合だけ通知されます。
使いどころ
宇宙庭園はAkkomaサーバーですが、Mastodonの感覚で使いたい人(特に、絵文字リアクションを好まない人)に適しています。
宇宙庭園全体で見れば絵文字リアクションは行えるわけですが、これは(カスタム絵文字リアクションのできないPleromaに対してカスタム絵文字リアクションをしたのと同様に)Glitch Lily上では完全に無視されます。 つけること自体はMastodonやPleromaが相手でもAkkomaやMisskeyのサーバーからなら任意にできますから、Glitch Lilyのみを使うのであれば全く気にする必要はありません。絵文字リアクションの存在まるごとなかったことにできます。
投稿を見れる量という意味ではPleroma-FEと変わりないものの、コンパクトに投稿が一覧できるというメリットもあります。 ホームタイムラインとローカルタイムラインが同時に見られるのもGlitch Lilyのメリットと言えるでしょう。
また、ローカルタイムラインでメディア投稿のみのフィルター(宇宙庭園の主旨から完全に反している気がしますが)が使えるほか、宇宙庭園では無効にしている連合タイムラインもちょっと見えます。ふしぎ。
ただ、宇宙庭園としてGlitch Lilyを提供する理由は、その順序として
- 選択肢を増やす
- 先例の少ないAkkomaのフロントエンドを試せる場所を作る
- Mastodonを好むユーザーが宇宙庭園を選択肢にできるようにする
であり、現実的にはこれらの理由で使うことになるでしょう。
注意点
- Glitch Lilyからユーザー登録することはできません
- Glitch Lily上でお知らせの確認ができません
- 参照・絵文字リアクションに非対応です
- プロフィール編集やアカウント設定ができません
- その他何らかの重要な機能が使えない可能性があります
- 宇宙庭園ではユーザーニーズの多様性に応えるために用意しているもので、非推奨です
- 将来的にGlitch Lilyは廃止される可能性があります